斉藤しのぶさんの『あっちゃんあがつく』は元々、斉藤さんが学童指導員をしていた時に、小学生と一緒に作ったカルタを絵本にした作品です。2001年にリーブル社から出版されました。「あ」から「ん」まで、すべてが食べ物でできています。

 

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2007年にはカルタが出版されました。

パソコン研究会では絵本工房というソフトを使ってこの絵本をディジタル化しました。当時、小学校に入学したばかりの女の子が「あっちゃんあがつくあいすくりーむ」と読み上げた声を録音して使いました。

しかし、Macパソコンがバージョンアップされて、絵本工房が使えなくなってしまったので、長きにわたってお蔵入りしていました。

パソコン研究会が再開した2015年に、製作者の上村さんがこの素材を使って、ア行のPowerPoint版を作りました。アニメーションの機能を使って、文字の下部に取り出したキャラクターが動くように工夫されて、さらに、子どもの興味をひきつける仕上がりになりました。

研究会のメンバーが、ひらがなに関心のなかった小学生にこの動画を見せたところ、とても興味をもってiPadをめくり「いっちゃんいがつくいちごじゃむ」「うっちゃんうがつくうめぼしすっぱい」とセリフを覚え、おまけにひらがなを覚えたという話を聞きました。

昨年末から「あっちゃんあがつく」プロジェクトを立ち上げました。眠っていた素材を有志に配布して、全部のカルタをディジタル化しています。

なお、この本のディジタル化について、斉藤しのぶさんと「こども診療所で相談をしている子どもに限って使用を許可」との約束を取り交わしています。