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14. 予防接種はよく考えて – 副作用のおそれがあるものも

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私は2つの保育園の園医をしています。毎月、1回、保育園に行きます。面白いことに、一方の保育園では、水痘が流行っているのに、他方の園では1人もかかっていません。でも、次の月には、こっちの園にも発生しています。きっと、だれかが園に持ち込んだのでしょう。
麻疹(ましん)や水痘、おたふく風邪、風疹、百日ぜきなど、子供から子供にうつる病気は、細菌やウイルスによって引き起こされます。予防接種は力を弱くした病原体(生ワクチン)、または、無毒化した病原体の成分(不活化ワクチン)や毒素(トキソイド)を、健康な子供に接種して抗体を作らせ、病気に抵抗力を付けさせるものです。
1994年の予防接種法改正前は、園や学校での集団接種でした。病気の広がりを防ぐため、親は子供に予防接種を受けさせる義務がありました。現在ではほとんどが、掛かり付けの医師による個別接種です。また、わが子の健康を守るために必要と考えたら、自発的に親が受けさせればよく、義務ではなくなりました。それだけ、親が予防接種の利害を見極めて、接種を判断しなくてはなりません。
予防接種の副作用としては、接種した場所が赤くはれる、熱が出る、発疹が出る等の軽い症状はよく見られます。接種直後にショック状態になることが、まれにあります。また、予防接種後脳炎のように、発病すると後遺症を残したり、死亡するケースも報告されています。
「こども診療所」にも、毎週、大勢の子供たちが予防接種を受けにきて、泣き声が絶えません。6カ月を過ぎるとジフテリア、百日ぜき、破傷風の三種混合予防接種ができます。日本ではジフテリアは殆ど発生していませんが、他の2つの病気はかかると重症になるので、早めの接種を勧めています。1年後に追加接種、11歳から12歳でジフテリア、破傷風の第2期接種を行います。ポリオおよび結核予防のためのBCGは、私たちの市では集団接種です。ちゃんと受けているかどうか、母子手帳を見て確認します。
1歳を過ぎると、麻疹の予防接種ができます。風疹は子供のうちにかかれば軽く済むので、「しばらく様子をみたら」と言うのですが、早く済ませてしまいたいお母さんもいます。日本脳炎はここ6年間の年間発生数は1ケタに減っています。日本国内に居る限り予防注射は必要なく、流行地に行くときに接種すればと言うのですが、お母さんたちには、なかなか受け入れられません。

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