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12. 先進国で多い気管支ぜんそく – 吐いたりしたら要注意

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せきをしているなと思ったら、夜になって「ゼーゼー、ヒューヒュー」と苦しそうな呼吸。一晩中、眠れなかったと言って、お母さんが子供を連れてきます。同じような子が何人か来ると、ひそかに「あすは雨」と天気予報を出します。これが、当たることが多いのです。前線が近づいて天候が変わることを、この子たちはいち早くキャッチするのです。
気管支ぜんそくは、日本や米国などの先進国では増えており、子供全体の3~5%に見られます。これらの国では、大気が自動車の排ガスや工場の煙で汚染され、密閉した家でのエアコン使用が、抗原となるダニをはびこらせています。
人間の体は、外から異物(抗原)が入ってきたとき、体の外に出そうとして抗体ができます。この抗体が普通よりたくさんできるアレルギー体質の子供は、ちょっと抗原を吸っただけでも、気管支が狭くなって「ゼーゼー」と息が苦しくなってしまうのです。
ダニ、ほこり、カビ、花粉、犬や猫のふけ、そして乳幼児では食べ物も抗原になります。ぜんそく発作は天気の変わり目やたばこの煙、激しい運動、疲労などでも引き起こされます。また、この子供たちは風邪を引くと、必ずと言ってよいほど、ぜんそく発作を起こします。
できるだけほこりの少ない環境を作ることを心がけてください。じゅうたん、縫いぐるみ、カーテンは使わないようにします。布団は日に干して、部屋の掃除を小まめにしましょう。床は、畳よりも板の間の方がほこりがたまりません。ペットは飼わない方がよいでしょう。家の中では必ず、禁煙してください。
呼吸をするとき、ゼーゼー、ヒューヒューと音が聞こえても、夜はちゃんと眠って、朝になると元気があり、食事が取れていれば、登園、登校させても大丈夫です。掛かり付けのお医者さんからもらっているぜんそくの薬をのませたり、吸入を行います。たくさん水分を取らせて、背中をとんとんとたたき、たんを出させると楽になります。
夜、目を覚まして起き上がったり、食欲がなく、ひどい時は食べたものを吐いたりするときは、要注意です。顔色が紫っぽくなるようでしたら、酸素不足になっているので、急いで病院に連れて行きます。
子供の気管支ぜんそくは、ほとんどが6歳以下の幼児期に始まり、遅くとも12・3歳で治ります。冷水摩擦や水泳などの鍛練をしながら、気長に付き合っていきましょう。思春期になってもぜんそくが続いている場合には、大人に持ち越すことが多いようです。

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